
二星むつみさん(2011年卒業)
ベルェベル卒業後に東京で就職。その後出身地である神戸に戻り、MUSEUMに入社。2015年スタイリストデビュー。
現在、スタイリストとして神戸のヘアサロンに勤務しています。お客様とのコミュニケーションを重ね、提供したスタイルを喜んでいただけたときはやりがいを感じますね。これまでの仕事で忘れられないのは、やはりスタイリストデビューした時のこと。4年間のアシスタント時代を乗り越え、美容師として新たなスタートを切れた瞬間の喜びと責任感をもち続けるよう心がけています。アシスタント期間が長いと思うこともありましたが、コミュニケーション力が養われ、お客様の要望への理解も深められたいい時間だったと思います。スタイリストになって初めてのお客様には今でも指名をいただいており、自分を認めていただけていることがうれしいですね。
ベルェベルでは、グループのリーダーを務めていました。コンテストに向けて、仲間と助け合いながら練習したことで、チープレビュームワークの大切さを学びました。それは現在のサロンワークにも大いに生かされています。アシスタント時代、自分の技術が足りず、悔しくて、実際に何度か「辞めたい」と言ったことがあります。しかし、そのたびにオーナーが「できるようになったら楽しいから」と言葉をかけてくださり、最終的には「負けたくない」と、自分を奮い立たせてきました。スタッフ、家族、ベルェベル時代の仲間の支えのおかげで、今はこの仕事が心から楽しいと思っています。
理想は、1人ひとりのお客様に対して、人生を通してヘアスタイルをつくってあげられるスタイリストになること。またお客様のニーズをつかんだスタイルや、自分の発信したいスタイルを次々につくっていきたいですね。こんなにたくさんの人に出会い、密接に関われる仕事は他にないと思います。必要なのは、「必ずスタイリストになる」という強い気持ちをもち続けること。不器用でも、練習量とコミュニケーション力でカバーできます。どれだけ頑張るかで、未来は大きく変わりますよ。
石本 ちひろさん(2005年卒業)
愛媛県出身。愛媛県済美高等学校卒業。卒業後、エステティックサロン ソシエ・ワールド「ゲラン パリ」に6年間勤めたあと、神戸市中央区でエステティックサロン「Saphir」を開業。オーナー兼エステティシャンとして活躍中。
●Saphir <http://www.saphir-esthe.com>
「自身の持つ本来の美を輝かせる」をコンセプトに、丁寧なカウンセリングのもと、顧客の体調や体質などに合わせて全コースをオールハンドで施術。10年間の実務のなかで、約1万人以上の肌に触れてきた実績を持つ。
「いくつになっても生き生きとキレイに輝き続けたい」。そんな思いが、高校生の頃から私の心のなかに芽生えていました。私自身はもちろん、多くの女性が抱く美への願いを叶えるために、エステティシャンを目指しました。
高校を卒業後、ベルェベルで知識と技術を習得。大手サロン勤務を経て、現在は自分でサロンを開いています。エステティシャンとしてのみならず、経営者として店舗の運営や管理を行っているので大変なこともあります。でも、遠方から足を運んで下さったり、月に一度、私に会うことを楽しみにして下さったり、また、「あなたほど、愛のあるエステティシャンはいない」といって下さる方もいて胸が熱くなりました。こういったお客さま一人ひとりとの出会いが、私の原動力になっています。
私たちエステティシャンは、頭や顔、肩、背中、手や足など、お客さまの体全体に直接手で触れるお仕事です。お客さまの言葉に耳を傾け、肌と肌のぬくもりを通じてお客さまの心や体の状態を感じ取り、コンディションに合わせてケアすることが大切です。
お客さまにリラックスしていただき、元気になっていただくためにはエステティシャン自身が心身ともに健康であることが不可欠だと思います。ストレスを感じたら、本を読んだりスポーツをしたり、自分なりのストレス解消法を見つけておけばうまくリセットできると考えています。
北川 久美さん(2008年卒業)
現在アニヴェルセル株式会社「アニヴェルセル 大阪」にて勤務。高校生のとき、接客業に就きたいと漠然と考えはじめたのがきっかけ。一言に接客業といっても様々なジャンルがあるため“楽しく幸せな接客”“ドレスやヘアメイクなど可愛いものにも携わる”という条件で選択肢を絞る。その条件に当てはまるのがブライダルだった。お店に来た人を短時間で幸せな気持ちにするアパレルやヘアサロンなどの仕事も、もちろん魅力的。それ以上に、お客様にとって一生に一度である結婚式を、長い時間をかけて一緒に築きあげていく、その緊張感と責任感に憧れを持った。一緒に感動を味わえるというのもやりがいのひとつ。
アニヴェルセル 大阪 http://osaka.anniversaire.co.jp/
現在は、大阪・難波にある「アニヴェルセル 大阪」で、コンシェルジュとして働いています。結婚式のない日は、打合せや見学に来られたお客様のご案内がメインです。その他、挙式の情報をまとめた“お手元”という資料と掲示物を作成しています。結婚式当日は、ゲストのご案内から挙式までの進行管理を担当。挙式中は照明や時間管理、アフターセレモニーを盛り上げるのも、コンシェルジュの務めです。さらに、ご両家へ進行スケジュールを説明する仕事があります。緊張を和らげるためにどのような声掛けや対応をすればいいか、親御様の気持ちを汲み取るのがむずかしいですね。
在学中は、担任の先生に「プランナー一人で結婚式ができるわけではない」と言われたことが印象に残っています。入学前までは、プランナーが一組の結婚式をすべて用意すると思っていました。働くようになってから、多くのスタッフの力が合わさることで式当日の感動があるのだと実感しています。コンシェルジュもプランナーと同じようにお客様と関わることが非常に多いんです。ご来館されるすべての方が接客対象なので、みなさんにいい式だったと思ってもらえるようなおもてなしをすることにとてもやりがいを感じます。今はコンシェルジュの上長を支えるポジションにいます。上長のやりたいことや伝えたい思いを一番に理解して行動することを心がけています。上長の思いを汲み取り、他のスタッフに発信するのも私の役目ですね。でも、ゆくゆくはプランナーになることが目標。まずはこのコンシェルジュという仕事に向き合い、1日の流れを見て式全体について学んでいます。コンシェルジュは、ゲストとの関わりが多いのが特徴。ご新郎ご新婦はもちろん、ご両家やご友人、会社の方々の一人ひとりの様子を知ることができるので、プランナーになったとき、この経験が私の強みになると確信しています。
平山 佳奈さん(2009年卒業)
在学中からアルバイトをしていたTHE TREAT DRESSINGに入社。現在はオリエンタルホテル内の旧居留地店で、ブライダルスタイリストとして活躍中。
ブライダルに興味をもったきっかけは、ドラマ。華やかなウエディングの世界で、プランナーとして活躍する主人公に憧れたことを覚えています。そんな素敵な業界で自分も働きたいと考え、ベルェベルのオープンキャンパスへ。模擬挙式や着付けの体験が楽しくて、「絶対ここに通う!」と入学を決めました。
入学後は自分がスタッフとして2年間オープンキャンパスに携わり、高校生にベルェベルとウエディングの魅力を伝えてきました。ベルェベルの特長は、いい意味で学校ぽくないところ。実習が多いので現場を意識しながら楽しく学べます。先生と生徒の距離が近く、苦手なことをできるようになるまで練習につき合ってくださったり、イベントでは一緒に盛り上がったりと、師弟関係以上の感覚もありましたね。
今感じるのは、それらの学びがブライダルスタイリストとしての仕事にすべてつながっているということ。マナーの授業で学んだ言葉遣いや表情のつくり方などは、全部接客に反映されていますし、着付けを在学中に学んでいたおかげで、入社してから覚える同期よりも早くスタートを切ることができました。
多くの女性にとって、ウエディングは憧れ。一生に一度の晴れ姿を、最高のドレスで彩っていただけるよう、お客様の持っているイメージをきちんと形にしてご提案できるブライダルスタイリストになりたいと思っています。